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『理系のための成功術』─Lifehacksと成功哲学のハザマで - 商売って、こんなに楽しいものなのかっ?【失われた「売り上げ」を探せ!/小阪裕司さん】

商売って、こんなに楽しいものなのかっ?【失われた「売り上げ」を探せ!/小阪裕司さん】

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書評
執筆 : 
shun 2009-5-23 21:41
SEだった僕が、「こんなに楽しいものなら、商売人になってみたいっ。」と思った一冊。

最初に図書館で借りて読んで、わざわざAmazonのユーズドで2冊購入してしまいました。いつか誰かにあげるつもりで。

割と初めの方に、こんなことが書かれてます。

1)不況だから売れない
2)値段が高いから売れない
3)ニーズが無いから売れない
4)商品に魅力がないから売れない

これらは全部ウソだ、と。

確かにどれも言い訳っぽいよな、とは思いつつも、3)については初めて聞く主張でした。「ニーズは必要じゃないの?」と。でも読み進めていくうちに納得です。

モノであふれたこの世の中、もはやニーズに対する回答は出尽くしているんですよね。

ではどうするか。

この本では一貫して

「自分が伝道師(マスター)となり、自分の商品を買うことで、こんなにワクワク出来るんですっ!」

というコトを伝えよ、と説いています。


例えば、ふらりとメガネ屋さんに入った著者のところに、ちょっと変わったメガネを手に持って店員さんがやってきます。


引用:P.79
「このメガネ、似合うタイプの顔の方が滅多にいらっしゃらないんです。でもお客さんは似合うと思う。お客さんのような方を待ってたんです。」

「えーっ・・。そんなメガネ、自分には絶対似合わないと思うんだけど・・」と思いながらも、かけてみると、思いのほかイイ感じ。結局そのまま買ってしまった著者。

このやり取りに、ニーズというものはありませんでした。それどころか、そんなの似合わない、というネガティブな感情が強かったわけです。そこへ、マスターである店員さんが、自身の見立てをお客さん(弟子)に伝える。すると弟子は新たなワクワクを教えてもらい、感謝する・・。

自分が気に入っているモノ(商品)を売ることで、誰かをワクワクさせることが出来るなんて、商売ってなんて楽しそうなんだろう!単純な僕は、この本を読んで、そう思ったのでした。


ところで、この本の中で最も重要なメッセージは、きっと「売り上げの本質は等価交換」というもの。

「ありがとう!」という感謝の気持ちが、オヒネリを投げるという行為になる。

「お金を払ってくれるから売る」んじゃない。ましてや

「給料を払ってくれるから働く」のでもない。

ちょっぴり考えさせられた一冊なのでした。


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